教わるのでなく
自ら、そうして共に
哲学したい…
この読書会は風変わりである。「思索のための自由気ままな空間」を育てていこうというのだから。講師はテキストを選定するなど、種をまくだけである。「空間」を育てるのは参加者の皆さんである。この読書会は講義ではなく、演習(ゼミナール)なのである。だから皆さんは教わる気になってはいけない。自ら、そうして共に哲学する、そのつもりで参加していただきたい。「自由気まま」といっても、知識のある人が思いつくままに語る場にはしたくない。誰もが平等にテキストの前に謙虚に、どこまでもテキストに即して自由に哲学する、そういう場にしたい。善の研究「テキストに即する」といっても、西田先生が考えたことをただ解釈するのではない。西田先生が考えようとしたことを哲学するのだ。指し示す「指」ではなく、「月」を見つめるのだ。『善の研究』でいえば、月は「純粋経験」だ。「純粋経験」を哲学するとは、「純粋経験」という概念を辻褄の合うように解釈することでも、「純粋経験」についての知識を得て、それを何かの役に立てようとすることでもない。己自身を問うことである。皆さん自身がどうしても問わずにはおれない問いを抱えた身であることに目覚めることである。要するに皆さんはこの空間では、客ではなく、主なのである。

佐野之人

読書会ではマスクの着用をお願いします。ひき続きご協力よろしくお願いします。

2021年2月3日

今後の予定

日時
10月8日(土)
13:30〜15:45
内容
【EXKURS】「独我論からの脱却(2)」

「善の研究」書初めまでに何があったのか?Zoomのみで対面はなし(第313回)

日時
10月15日(土)
13:45〜15:45
内容
村上春樹を読む

村上林造先生の文学対話。村上春樹短編集『カンガルー日和』より「駄目になった王国」を読む(全3回の最終日)。Zoom開催。お問合せください(第16回)

日時
10月22日(土)
13:30〜15:45
内容
西田幾多郎を読む

佐野之人先生と旧全集第四巻「場所」の「四」第2段落を読む。(第314回)

読書会開催概要

日時
毎週土曜日 13:30〜15:45
※はじめの15分は掃除。13:45より読書会
場所
〒753-0034 山口市下竪小路45番地
西田幾多郎旧宅
メール
info@yamaguchi-nishida.org
TEL
083-922-0753
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