教わるのでなく
自ら、そうして共に
哲学したい…
この読書会は風変わりである。「思索のための自由気ままな空間」を育てていこうというのだから。講師はテキストを選定するなど、種をまくだけである。「空間」を育てるのは参加者の皆さんである。この読書会は講義ではなく、演習(ゼミナール)なのである。だから皆さんは教わる気になってはいけない。自ら、そうして共に哲学する、そのつもりで参加していただきたい。「自由気まま」といっても、知識のある人が思いつくままに語る場にはしたくない。誰もが平等にテキストの前に謙虚に、どこまでもテキストに即して自由に哲学する、そういう場にしたい。善の研究「テキストに即する」といっても、西田先生が考えたことをただ解釈するのではない。西田先生が考えようとしたことを哲学するのだ。指し示す「指」ではなく、「月」を見つめるのだ。『善の研究』でいえば、月は「純粋経験」だ。「純粋経験」を哲学するとは、「純粋経験」という概念を辻褄の合うように解釈することでも、「純粋経験」についての知識を得て、それを何かの役に立てようとすることでもない。己自身を問うことである。皆さん自身がどうしても問わずにはおれない問いを抱えた身であることに目覚めることである。要するに皆さんはこの空間では、客ではなく、主なのである。

お知らせ

新型コロナウイルスの拡散が心配される期間、土曜日の読書会は電子メール等を使った遠隔読書会として進めてまいります。進め方の説明はこちらの読書会だよりの記事にあります。

2020年4月12日

今後の予定

日時
5月30日(土)
13:30〜15:45
内容
遠隔読書会:テキストを読む週

旧全集第四巻「表現作用」「三」。141頁4行目から148頁7行目までのテキストを各自が読み、佐野先生が解釈案をプロトコルとして公表(5/30)。(通算第240回)

日時
6月6日(土)
13:30〜15:45
内容
通常開催:旧全集第四巻「表現作用」三より

旧全集第四巻「表現作用」の「三」。141頁4行目から148頁7行目までのテキストに対する佐野先生の解釈案(5/30プロトコル)に関して対話。(通算第240回)

日時
6月13日(土)
13:30〜15:45
内容
通常開催:旧全集第四巻「表現作用」三より

旧全集第四巻「表現作用」の「三」。148頁7行目以降を読む(通算第241回)

読書会開催概要

日時
毎週土曜日 13:30〜15:45
※はじめの15分は掃除。13:45より読書会
場所
〒753-0034 山口市下竪小路45番地
西田幾多郎旧宅
メール
info@yamaguchi-nishida.org
TEL
083-922-0753
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