読書会 2017年01月21日
- 日時
- 1月1日(木)
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- 内容
『善の研究』第4編第3章「神」の第5段落(4-3-5)を読了した。西田が神や宇宙への言及で「単に比喩ではなくして事実である」(例:4-2-3, 4-3-5)と記述するときは、ただ神秘体験を背景に言っているのではなく、たとえば第5段落にある「神」を「自己」、「宇宙」を「意識」と置き換えて読むことで、それが一貫した論理であることを知ることができる——ことを確認した。また、この第5段落においては神の問題と意識現象の問題がパラレルになっていることを確認した。(通算第132回)