2015年 9月
26日
(土)
- 時間
- 13:30〜15:45
- 内容
- 『善の研究』第一編 第3章「意志」の4段落目を読む
『善の研究』第一編、第3章「意志」の4段落目(「或いは意志的運動においては」より、段落の最後まで)を読了。ここでの記述が、まず論点をあげて通説を紹介し、それに反論するかたちで展開されていることを確認した。
プロトコルの「哲学的問い」より、純粋経験への視点の転換をもたらす宗教的な絶望と、生きつづけることへの絶望(主としてその質的な異同)も議論になった。(第89回)
2015年 9月
5日
(土)
- 時間
- 13:30〜15:45
- 内容
- 『善の研究』第一編 第3章「意志」の4段落目を読む
この日のプロトコル報告者は前回(第87回)が初参加であり読書会の新記録。まず第一編、第3章「意志」の第3段落で「勿論主観と客観を分けて考えてみれば」で始まる後段の論点(知識と意志)を整理した。また第4段落の「真理とは我々の経験的事実を統一した者である」に関して、ほんとうに「個人の経験」があるのか、「新たな経験」といえるものがあるのか、などの問いが報告者より投げかけられた。
その後、第4段落の「我々は常に過去の運動表象の喚起に由りて自由に身体を動かし得ると信じて居る」から「或いは意志的運動においては」の直前までを読了。(第88回)