これまでの記録 | 2015年10月

2015年 1031日 (土)

時間
13:30〜15:45
内容
『善の研究』第一編 第3章「意志」の9段落目を読む
第3章最終段落「『かくなければならぬ』という理性の法則と」から、第4章「知的直観」第3段落の「これ等の差別は反ってこれらを超越せる直覚によりて成立するものである」までを読了。 意志と理性が意識体系の発展の法則であること、意志は「個人的意識の統一」に係る法則、理性は「個人を超越せる一般的意識体系」に係る法則であることを確認した。(第93回)

2015年 1024日 (土)

時間
13:30〜15:45
内容
『善の研究』第一編 第3章「意志」の7段落目を読む
第3章「意志」第7段落の「一方において意志の活動ということを考えてみると」より、第9段落「例えば熱心なる宗教家、学者、美術家の如き者である」まで読了。 倫理的でない行為の果てに純粋経験はあるか、が問題になった。(第92回)

2015年 1010日 (土)

時間
13:30〜15:45
内容
『善の研究』第一編 第3章「意志」の6段落目を読む
『善の研究』第一編、第3章「意志」の6段落目「かつていった知覚の連続のような場合では、未だ知と意と分かれて居らぬ」より、7段落の「疑わんと欲して疑う能わざる処に真理の確信があるのである」を読了。 西田の考える真理が抽象的なものではなく「個人的」であることに関して、第三編第11章の5段落目にある「自己の真摯なる内面的要求」との関係を確認した。(第91回)

2015年 103日 (土)

時間
13:30〜15:45
内容
『善の研究』第一編 第3章「意志」の5段落目を読む
『善の研究』第一編、第3章「意志」の5段落目「また我々は普通に意志は自由であるといって居る。しかしいわゆる自由とは如何なることをいうのであろうか」より、同段落の「その統一の極致が真理であり兼ねてまた実行であるのである」を読了。第3編の3章、第1編の2章などを参照しながら、西田による自由意志論の否定を確認した。(第90回)