2015年 11月
21日
(土)
- 時間
- 13:30〜15:45
- 内容
- 『善の研究』第一編 第4章「知的直観」を読む
第一編第4章第4段落「普通の心理学は単に習慣であるとか」から章の終わりまで読了。(第95回)
2015年 11月
14日
(土)
- 時間
- 13:30〜15:45
- 内容
- 『善の研究』第一編 第4章「知的直観」を読む
第一編第4章第3段落「また実在を直視するというも、すべて直接経験の状態に於いては主客の区別はない」から、第4段落「見ることの極めて普通の現象である」までを読了。
第4章の冒頭に、知的直観が「理想的なる」ものの「直覚である」とある「理想」が、「純粋経験に関する断章」の「具体的統一力」に対応し、ほぼ「観念的(ideell, ideal)」であることを確認した。
また、幼児の直覚と経験を積んだ者の直覚はどちらが豊か、が議論された。(第94回)
2015年 10月
31日
(土)
- 時間
- 13:30〜15:45
- 内容
- 『善の研究』第一編 第3章「意志」の9段落目を読む
第3章最終段落「『かくなければならぬ』という理性の法則と」から、第4章「知的直観」第3段落の「これ等の差別は反ってこれらを超越せる直覚によりて成立するものである」までを読了。
意志と理性が意識体系の発展の法則であること、意志は「個人的意識の統一」に係る法則、理性は「個人を超越せる一般的意識体系」に係る法則であることを確認した。(第93回)
2015年 10月
24日
(土)
- 時間
- 13:30〜15:45
- 内容
- 『善の研究』第一編 第3章「意志」の7段落目を読む
第3章「意志」第7段落の「一方において意志の活動ということを考えてみると」より、第9段落「例えば熱心なる宗教家、学者、美術家の如き者である」まで読了。
倫理的でない行為の果てに純粋経験はあるか、が問題になった。(第92回)
2015年 10月
10日
(土)
- 時間
- 13:30〜15:45
- 内容
- 『善の研究』第一編 第3章「意志」の6段落目を読む
『善の研究』第一編、第3章「意志」の6段落目「かつていった知覚の連続のような場合では、未だ知と意と分かれて居らぬ」より、7段落の「疑わんと欲して疑う能わざる処に真理の確信があるのである」を読了。
西田の考える真理が抽象的なものではなく「個人的」であることに関して、第三編第11章の5段落目にある「自己の真摯なる内面的要求」との関係を確認した。(第91回)