これまでの記録

2015年 627日 (土)

時間
13:30〜15:45
内容
『善の研究』第一編 第1章「純粋経験」第6-7段落
第一編、第一章「純粋経験」の6段落において「純粋経験の立脚地」に対立されている「純粋経験が客観的実在に結合せられる」の理解について議論。また、(統一、不統一も)「よく考えてみると畢竟程度の差である」の記述も大いに問題になった。7段落の大なる統一の作用としての意味が「自己の範囲を超越する」のかは課題として残された。(第80回) ※この回(第80回)をもって読書会は3年目に突入する。

2015年 620日 (土)

時間
13:30〜15:45
内容
『善の研究』第一編 第1章「純粋経験」第5段落
第一編、第一章「純粋経験」の5段落から読む。第三編、第一章の第1段落を参照しながら「意志」「思惟」「想像」の3統覚に関して概念を整理した。(第79回)

2015年 613日 (土)

時間
13:30〜15:45
内容
『善の研究』第一編 第1章「純粋経験」第4段落より
第一編、第一章「純粋経験」の4段落から読む。「具体的意識の厳密なる統一」とはどのようなものか、第四編、第一章の第4段落を参照。「意識の統一というのは意識成立の要件」で、意識の分化発展もまた統一の他面であり意識成立の要件であることを踏まえて議論。(第78回)

2015年 66日 (土)

時間
13:30〜15:45
内容
『善の研究』第一編 第1章「純粋経験」第2段落より
第一編、第一章「純粋経験」の1-3段落を読了。各段落で述べられている経験、現在/過去、単純/複雑を論点として純粋経験とは何かを確認。また、西田において智情意がばらばらに取り扱われることがないことなどが話題に登った。山口大学から新入生2人が参加。

2015年 530日 (土)

時間
13:30〜15:45
内容
『善の研究』第一編 第1章「純粋経験」第1段落より
山口市の常栄僧堂で5月23日に開催された坐禅会に8人が参加したことを報告。前回のプロトコルを確認して第一編、第1章「純粋経験」の第1段落を読む。 「経験するというのは事実其儘に知るの意である」にある「未だ主もなく客もない」経験、事実の内容に多数の発言があった。(通算第76回) ※石川県西田幾多郎記念哲学館より講演、催しの案内と刊行物の提供をいただいた。刊行物は整備を進めている「辻村公一文庫」の一角に収蔵する。